現場での事例と対処

 仕事をしている現場で起きたことに対しての事例と対処としては、実情の項でも記述したような問題ある場面に出くわしたとき、どのようにしていくかというものがあります。

  ケアマネージャーには介護福祉士や他の介護職からも、担当の要介護者や要支援者がどのようにケアプランを行われているか聞かされていきますし、報告書からもうかがい知ることが出来ます。

  その中で、例えば入所している人が在宅を希望した場合、家が住めるような状態でなければ、それを解決する方法を考えねばなりません。

  家族の方が、最低限のお世話すらしてくれないときには、そういった状態から脱するために、働きかけをしなくてはならなくなります。

  その問題がなぜそこにあるのかの理由をきちんと考えて、働きかけることが重要であり、例えばそういった問題があることで、介護度がさらにすすんでいくなどということも二次的に生まれかねないことを踏まえれば、私たちケアマネージャーや介護福祉士が協力し合って、その問題を打破しなければならないこともあるのです。

  ではオムツを買ってくれない、さらには最低限の食事も出来ない、本人の希望するものなど買い与えてはもらえない、などという場合には、家族の方に説明をし、なぜ必要であるかをお話します。

  正直に言って、それでも改善されないことの方が多いでしょう。

  けれど、オムツをせずに失禁する方が通所にやってくれば当然臭うわけです。

  それは他の通所者にとってもつらいことですし、その要介護者にとっても非常に恥ずかしいことなわけです。(認知症になっていても、恥ずかしいという気持ちはあるのです。そこの理解が無い場合があります。)

  小さな子供が、オムツを取るのとはわけが違うのです。体の機能が老化して、尿失禁をしているわけですから、オムツをしなければ治るというものではありません。

  小さな子供がオムツをとってトイレトレーニングをし、成長するのとは一緒にならないのです。しかし、ここでの共通項は失禁をした場合に、子供も老齢者も同じように、恥ずかしさを感じるということです。

  そういったことが続けば、精神的にも弱ってきます。

  どうしてもオムツが手に入らない場合、着替えを用意していただくことにしたり、他の手段を考えていきます。それなら、入浴したあとに、尿失禁して汚くなって帰ることは少なくともなく、他の通所者の迷惑にもなりません。

  そういった細やかなケアを考えて対処していくことも現場での対処としては沢山出てきます。