これからケアマネージャーを目指す人へ

 これからケアマネージャーになる方に申し上げておきたいことは、あまり楽観的になって考えられるようなお仕事ではないということです。こう書くと、まるでやめろと言われているように感じるかも知れませんが、そうではありません。

  ただ、何のために自分がケアマネージャーをしているのか分からなくなる瞬間がある仕事であると思います。

  お給料が飛びぬけて良いと言うわけでもありません。仕事が楽というわけでもないのです。そして、他の医療現場で見られるような、関わる相手が完治して元気に働き始めるものでもないのです。

  そう、明日をも知れぬ、要介護者を相手に「どのようなことを行ったら維持し、もしかしたら向上できるか?」という計画を作っていく仕事だからこそ、非常に悩むことがあるのです。

  しかし、私たちがいなければ「もしかすると、介護の認定が遅れる方がいるかもしれないし、ケアプランは出てこないかも知れない。」のです。

  その中での目標の一つとして「とにかく良いケアプランを作り、その方のためになれること。」を目指すことがあげられるでしょう。 決して、ウェットな考え方でやっていきましょうということではありません。 時には厳しく考えていかなければならないこともあると思います。

  現在医療現場におられて、厳しい直面を見ておられる方には言わずもがなお分かりいただけるお話ではありますが、今現在学生をされておられて、医療現場を知らずにケアマネージャーを目指そうと思う方には本当に頑張っていただきたいと思っているからこそ、本当に思っていることを述べさせていただいています。

  一般的な常識を持ち、職場での経験をして、そうして介護職になることは非常に大切なことであり、そういった方ならではこそのケアプランの作成や要介護者の方とのコミュニケーションができていくかと思います。

  ケアプランの立て方はケアマネージャーそれぞれで違います。そこにはその人の個性が出てくるばかりか、介護への考え方までも反映されるのではないかと思うのです。

  そこに優しさがなければ、マネジメントだけを考えた介護プランになるでしょうし、要介護者だけのことを考えれば介護業界自体がなくなっていく危険も考えられてしまいます。

 ケアマネージャーはその二つのことも考えて行っていく仕事であると思って目指していただき、是非良いケアマネージャーになっていただきたいと思う次第です