ケアマネージャーの適性

 ケアマネージャーになるのに、誰しもが向いていて、誰しもができるということではないように思えます。

  それはケアマネージャー自体が専門職であることからも言えることではあるのですが、実際に仕事をしていて思うことは、作成するケアプランを取ってみても、それまで経験してきた仕事の内容が浮かび上がってきているように思うのです。

  やはり、元々、医療関係の専門職であるほうが、向いているのではないかと思うことがあるのです。

  例えば、看護師を経験してからケアマネージャーになった人では要介護者が服用している薬や症状などについても、非常に専門的にケアプランを作成することが出来たり、社会福祉士からケアマネージャーになった場合は介護を行っている施設側のマネジメントや、要介護者の状態も含め、かなり詳しく考えながらケアプランを作成するなど、前職がどのようなものであったかによって、特徴が出てきます。

  やはり、私は介護福祉士からケアマネージャーになったのですが、適性がもっともあると思うのは、看護師、社会福祉士、保健婦、カウンセラーなどを経験してきたケアマネージャーとお話する時です。

  知識の幅を多く持つことは非常に必要とされることですが、中でも、要求されるのは人の話を良く聞き、それをきちんと理解していくことという基本的であることがポイントです。

  それに、常識的に平等な考えが仕事に対して持てることも一つの必要な適性といえるかと思います。自分の作ったケアプランを受け入れてもらえないことも、現場で過ごすときには出てくることがあります。

  そういったときに、要介護者や、その家族、そしてさらに関わってくる介護を行っていくチームの人たち全員が前向きに考えていくことが出来る内容に変えていくことができるという柔軟な考えを持つことも要求されますので、やはり他の介護職との連携なしでは絶対に遂行できないケアプランですから、人間的に柔軟であることも適性の一つとなります。

  仕事と個人を分けて考えられなくなるような状況にいるケアマネージャーもいます。そういったことも見ていると、やはり公私混同せず、自分の行動の一つ一つに責任が発生するものであることを常に考えて仕事を行うことが出来る人には適性があると言って良いかと思います。

  要介護者のこれからを考えていけることは当然必要な適性ですが、性格が優しすぎても出来ない仕事ではないだろうか?と思う日々を過ごしています。