介護予防について

 介護予防とは、「要介護状態になることをできる限り防ぐ(遅らせる)こと、そして要介護状態であっても、状態がそれ以上に悪化しないようにする(維持・改善を図る)」と定義されています。

  どのような状態におかれる高齢者であっても、生活機能の維持・向上を積極的に図り、要支援・要介護の予防や重症化の予防・軽減、改善により、高齢者ご本人の希望する自己実現の達成のお手伝いをし、その方の生活や人生を尊重し、できる限り自立した生活を送れるようにすることを目的にしていくという主旨のものです。

  介護予防の中では、日常生活における、不活発な状態による心身機能の低下を予防するサービスが提供されていくものです。また、介護予防の効果を上げるためには、ご本人の意欲的な取り組みが重要であり、生活の中に適度な運動を組み込んで、継続することが大切です。

  体力が落ちたり、身の回りのことをするのに時間がかかるようになったりしてくると、年のせいと思いがちですが、身体を動かさないでいるとさらに体力が落ちて、生活機能が低下してしまいます。無理してそういったことをすることは禁物となりますが、もしも出来うるのであれば、そういったことも行っていく、そのために介護予防のサービスを利用し、専門家がついて指導やケアを行っていきます。

  介護予防サービスでは、ご自身でできることを増やしていくための専門的な取り組みを基本としており、身の回りのことは、できるだけ自分で行い、外出し、ボランティア活動や家庭内でも積極的に役割を担い、活発な生活を送ることも必要となります。

  自分だけでは難しい、そういったことをカバーしながら、なおかつ、自分の生活の基準をきちんと保ったり、機能が下がらないようにしていく、改善するシステムです。

  もしも
・ 自分の身の回りのことがやりたくない、億劫になった(虚弱)
・ ちょっとしたところでもつまずいて転びやすい状態になった(転倒・骨折)
・ 外反母趾や爪の変形で歩きにくくなってきた(足のトラブル)
・ ふとした瞬間に尿がもれることが多くなった(尿失禁)
・ うまく噛んだり、上手に飲み込むことができなくなった(口腔状態の悪さ)
・ 食事が単調になってきた(低栄養)
・ 物忘れが激しくなった(認知症・うつ)

  こういった、状態になってきたと判断できたら、すぐに介護サービスや、地域包括支援センターに相談することが必要です。

  大丈夫、まだ大丈夫と思っているうちに介護度がすすまないようにするための介護予防のシステムが用意されています。